こだわりの珈琲探訪#1

こだわりの珈琲探訪 by 豆樽屋珈琲

“ココ”の深煎りが飲みたい|廣屋珈琲店

おはようございます

こんにちは、そしてこんばんは。豆樽屋珈琲です。
今回は、今豆樽屋珈琲が”ココ”の深煎り珈琲を飲みたいと思っているお店、大阪は廣屋珈琲店を紹介したいと思います。

2018年より大阪府北摂地の箕面の閑静な住宅街内に構える当店。

お店の外観 from ツブサ・スギナミ

店主・廣井氏は、

1968(昭和43)年兵庫県宝塚市で生まれ、調理師学校卒業後、病院給食調理の仕事に就きました。その後、レストラン、喫茶店を経て、大阪のコーヒー専門店・蘭館で3年、名物・バターコーヒーで知られるダンケ箕面店で10年修業。ダンケでは店長も務め、2008年に西宮で「廣屋珈琲店」開業。2018年に現在の大阪・箕面に移転という系譜を辿ってきました。

お店の内観 from ツブサ・スギナミ

続いて、美展として湧いてくる関心が、「店主・廣井氏はどんな味わいを追求しているのか」という点。なんとちょうどそこを取材している記事を見つけました!

コーヒーで旅する日本/関西編|濃密な一杯に、深煎り・ネルドリップの醍醐味を継承する「廣屋珈琲店」|ウォーカープラス 全国的に盛り上がりを見せるコーヒーシーン。飲食店という枠を超え、さまざまなライフスタイルやカルチャーと溶け合っている。な… www.walkerplus.com

それでは、廣屋氏が提供する深煎り珈琲の味わいはどんなものなのでしょうか?
実際に訪問したという方からの情報で予習します\(^-^)/

ブレンドのエスペシアルビター(750円)

味わいについて
“一口頂くと、温度が常温にまで下がってる。甘味がムワっと広がりながら、奥ゆかしい品!この共通する品の良さが、廣屋珈琲の神髄だなぁと感じる。体にカフェインがドクドク入っていくパワフルさがあるけど、口当たりはおぼろげ。複雑でわかりにくい味わいだが、味の方向をじっくり読んでいくと、とても奥深さを感じる一杯”

技術について
・マンデリンベースの極深煎りブレンド豆を38g使用し、50ccを抽出する。
・点滴抽出を丁寧にしながら、蒸らしや待ちの工程を入れる。
・一定間隔ではなく、待ちながら抽出され、滴一滴と淹れていく。その時間約20分。

ツブサ・スギナミより一部文章抜粋

廣屋珈琲店の珈琲を堪能した他の方からの声も見てみると、

—Zさんのレビュー—
“前にお店へ行こうとググったら、車両が通れない道を案内されたのでその時は断念しました。なので今回は歩いて行きました。やっぱりお家カフェでした。深煎りとミディアムのコーヒーを注文。深煎りはとても濃厚なコーヒーでした。ミディアムの方は程よい苦味で後味がスッキリしてました。散歩がてらまた行ってもいいなと思ったお店です。”

—Sさんのレビュー—
“車で行くのが大変です。近くの駐車場に停めて行きました。Boseのスピーカーからの音楽いい感じでした。コーヒーは濃いめですが、すっきりとした味でした。コーヒーの器がいいもの使ってます。混んでないのでゆっくりできるのがいいですね。”

—Mさんのレビュー
“洗練された雰囲気。食器や家具など細かいところまでこだわりを感じます。何よりコーヒーが本当に美味しい✨月に1回のご褒美です🍾”

—Tさんのレビュー
R171から細い道をくねくね曲った住宅地にポツンと現れる雰囲気の良い店
マンデリンを頂きました
濃いめで苦み、甘み、コク、それぞれが効いていて、深い味わい
時間が経つと甘み、コクが更に増してくる
ネルでとても丁寧にドリップされていて、カップだけでなくスプーンまで温められ、しっかりお湯をきって、全てがとても行き届いており、珈琲に対する愛情が半端ない
このようなお店の珈琲が不味いはずがなく、近所に住んでいれば入り浸ること間違いない

Googleレビューよりランダムに4つ抜粋

つまりは、スッキリとした後味の、苦味・甘味・コクのバランスの取れた深煎り珈琲をいただけるという事ですね^ ^
また淹れたての液温を堪能できるよう、提供するギリギリまで器を温めておく、店主廣井氏の心遣いまでいただけるんですね!

廣屋珈琲店で使用されている焙煎機は、

直火と赤外線2種類の熱源を使ったもので、日本珈琲界の始祖と称される襟立博保氏(1975年に逝去)が当時特許を取得した焙煎技術を後継しているようです。
下の写真は、吉祥寺「もか」の店主・標交紀氏(2007年に逝去)が襟立氏より譲り受けたとされる、(襟立氏考案の)赤外線付き焙煎機(左側の四角い銀色の部分が赤外線発生装置だそう)です。

標交紀さんが、師匠の襟立博保氏より譲り受けた、赤外線付き焙煎機

ちなみに、この焙煎技術を伝承した襟立氏の弟子たちは全国でそれぞれお店を構えているようです。

【襟立イズムの後継者の系譜】
■桜井美佐子さん
東京芝で珈琲豆専門店「Daphne」を経営。1972年に「蘭館珈琲ハウス」に入社し、当時同社の技術顧問だった襟立博保さんから指導を受けた。
→「Daphne」の詳細はコチラ
■襟立稔規さん
襟立博保さんのご子息で、札幌で珈琲豆店「リヒト珈琲」を経営(2018年逝去)されていた。その後、孫の令意さんが通販専門で「リヒト珈琲」を復活させたが。現在は、通販サイトも見当たらない。一方で、「リヒト珈琲」の系譜に連なる店として、「丘の上珈琲」が長沼町にある。
→「丘の上珈琲」の詳細はコチラ
■畠山(乗金)芳子さん
襟立博保さんから直接指導を受け、自身の故郷倉敷で「倉敷珈琲館」を開業。ただし現在は、経営にタッチしていないようです。
→「倉敷珈琲館」の詳細はコチラ
■鎌田幸雄さん
関西を中心に「蘭館コーヒーハウス」を展開する「株式会社蘭館」社長。学生時代から襟立さんの店の常連客で、後に襟立さんを技術顧問として自社に迎えました。
→「蘭館コーヒーハウス」の詳細はコチラ
■標交紀さん
吉祥寺「もか」店主(2007年12月逝去)。襟立博保さんを師と仰ぎ、赤外線付き焙煎機を譲り受けました。現在は閉店しています。
■森光宗男さん
福岡で「珈琲美美」を経営(2016年12月逝去)。1972年から5年間吉祥寺「もか」で標交紀さんの指導を受けていました。
→「珈琲美美」の詳細はコチラ
■門脇祐希さん
山形県鶴岡市で「コフィア」を経営。大学卒業後吉祥寺「もか」で11年間修行していました。
→「コフィア」の詳細はコチラ
■湯川克範さん
新潟市で「交響楽」を経営。吉祥寺「もか」を訪ね、標交紀さんに会ったことがきっかけで「交響楽」を開業したそうです。
→「交響楽」の詳細はコチラ

襟立イズムの後継者」より一部抜粋

最後に

今後豆樽屋珈琲が行きたい、廣屋珈琲店の店舗情報を改めて整理しておきます。

■廣屋珈琲店
住所:大阪府箕面市桜井2-17-3
電話:072-720-7055 
営業時間:10:00~18:00(LO17:30)
定休日:火・水曜
駐車場:3台
詳細:コチラより



■参考情報|廣屋珈琲店コーヒーデータ
・焙煎機/FUJI ROYAL R105 5キロ(直火+赤外線) 
・抽出/ハンドドリップ(ネル)
・焙煎度合い/中深煎り〜深煎り
・テイクアウト/なし
・豆の販売/ブレンド5種、シングルオリジン5~6種、100グラム600円〜

コーヒーデータについて「Walkerplus」より一部抜粋

いまのコーヒーシーンでは、スペシャルティコーヒーが主流と評されることが多いですが、深煎り・ネルドリップは、ある意味では珈琲そのものの根幹を為す部分だと思っています。だからこそ、珈琲の醍醐味の1つとしての深煎り珈琲の可能性や味わいをまだまだ、これからも追求したくなります🎶

こだわりの珈琲探訪では、
その一杯を求めて、出かけたくなる“をコンセプトに、記事を作っていきます。 
HOTなコーヒーとHOTなストーリーと共にHOTな時間を☺️

それでは、今回はここまで。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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