“ココ”の深煎りが飲みたい|ヨシノリコーヒー
おはようございます
こんにちは、そしてこんばんは。豆樽屋珈琲です。
今回は北海道のほぼ中央に位置する旭川市と、隣接する上川郡・東川町に店舗を構えており、理想のコーヒー豆に出会えない「コーヒー難民」が遠方からも訪れるお店、『ヨシノリコーヒー』をご紹介したいと思います。
まずは東川本店を訪ねてみました。当店へは旭川駅から車で40分ほど。東川町は雪山の雪解け水によって作られた地下水を生活水とする町。そんな湧き出し水を使った当店のコーヒーは”雑味を感じないクリアなコーヒー”と、これまで来店された多くのお客様が評価しています。
また昨今、東川町は移住希望者があとを絶えない町として話題になっており、ヨシノリコーヒーはそうした移住希望者の相談窓口としての役割も果たしているそうです。
私が訪問した春先は、まだ雪が7cmほど降り積もっており、店内では薪ストーブが活躍していました。
本店には焙煎室があり、コーヒー豆販売がメインとなっているため、ゆっくりと席に座ってコーヒーを楽しむ場合でも(テイクアウトを想定した)紙コップで提供されます。
初めて来店された方でも、それぞれのコーヒーの味わいが、メニューの商品名から推測できる点がヨシノリコーヒーの特徴の一つです。(コチラより、ヨシノリコーヒーのブレンドメニューを確認できます。その商品名から、コーヒーの味わいを想像してみてください。)
カウンターで注文後すぐにコーヒーが提供されます。もちろんハンドドリップがいただけますよ!
店主・轡田くつわだ氏について
ヨシノリコーヒーの轡田芳範(くつわだよしのり)氏が、焙煎を始めたのは2011年秋。
まだ会社員だった芳範氏が、『コーヒー自家焙煎教本』を本屋で偶然に手に取りました。
当時からコーヒー好きではあったそうですが、最初から焙煎に強い関心があったわけではなく、そこに書かれてあった「著者宅で自家焙煎の体験ができる」という触れ込みに惹かれて東京の著者宅へ赴いたそうです。
著者宅では、10キロもの大量の生豆を焙煎をさせてもらったそうであり、この体験が、“自家焙煎”の世界へのめり込んでいく、大きな転換点だったと振り返られています。
自家焙煎の魅力に目覚めてからは、フジローヤルの小型焙煎機(200グラム)を購入し、趣味としての焙煎をスタートしたそうです。
“どうすれば、おいしいコーヒー豆が焼けるのか?”、おいしさの探究を続ける過程で入店した“スペシャルティコーヒー”の店、「工房 横井珈琲(札幌市)」で衝撃的なコーヒーに出会い、その興奮が冷めやらぬうちに、気づけば、マスターにおいしさのコツをあれこれと聞いてたそうです。
芳範氏は、マスターから、「日本スペシャルティコーヒー協会に入会して勉強してみれば」と提案され、当協会に入会後、いくつかの協会主催セミナーに参加して、カッピングや焙煎技術などを一つひとつ学んでいったんだそうです。
スペシャルティコーヒーにこだわるヨシノリコーヒーでは、定番ブレンド4種と季節のブレンド1種。さらにストレート(シングルオリジン)5~6種が通常のラインナップとなっています。
いずれの銘柄にも地域や生産者が明記され、誰が、どこで、どのように精製した生豆なのか、それをいつ焙煎したのかなど、トレーサビリティ情報をしっかりと確認することができます。
芳範氏の焙煎した、スペシャルティコーヒー豆は、素材本来のポテンシャルが最大限に引き出されているため、特有の甘みがあり、後味も非常にクリーンに感じられました。
「ヨシノリコーヒー」の珈琲はどんな味わいなのでしょうか?
今回の訪問で私は、オリジナルブレンド「こくぶか」と、シングルオリジンでブラジル・イルマス・ペレイラをいただきました。
こくぶかブレンド(中深煎り)
ボリビア、ブラジル、ホンジュラスの3銘柄をブレンドしたもの。しっかりとしたコクとフルーティーなカカオ。豆自体の自然な味わいを感じることができます。当店では、深煎りカテゴリーの一杯です(写真を参照)。抽出された油分の甘みがさらに深みを加えているような気がしました。
ブラジル・イルマス・ペレイラ(中深煎り)
雑味は全く感じずクリーン、ブラウンシュガーの風味を感じながら、舌触りに滑らかでシルキーな質感さえも堪能できるおいしい一杯でした。
当店は、提供時の液温を70度後半。そして焙煎度合いは中煎り〜中深煎りをメインとしたラインナップで構成されているようでした。
また、実際に当店のコーヒーを堪能した他の方からの声も見てみると
—Nさんのレビュー—
Googleレビューよりランダムに4つ抜粋
“先月、yoshinori coffeeさんへ2度目の訪問。前回はまだ雪が降る前の秋でした。私はあまりコーヒーの味を専門的に語れるほどの知識も味覚も持っていないのですが、yoshinori coffeeさんのコーヒーは本当に雑味がなくて美味しい..
旭岳をバックに最高の景色、雰囲気で、夏は外で、冬は中から、どちらでも楽しめます。社長さんも社長夫人も気さくな方で、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。東川町に行った際は必ず寄る場所になりました。”
—Tさんのレビュー—
“田園地帯の真ん中に建つ一軒家カフェ。割と高めの料金設定、それはこのロケーションがなければ成立しないもの。窓際の席からは広々とした大空と遠くに2000メートル級の山々が見渡せ、時間を忘れてくつろぐことができそうです。コーヒーは、どうなのでしょうね。500円を超える料金設定なら紙コップではなくきちんとカップで飲みたい気がします。2種類のコーヒーを試しましたがどちらも酸味が強調され、かつ香りが少し弱いかな。豆やコーヒー器具の販売もされていますので味を気に入った方はどうぞ。”
—Kさんのレビュー
“旭川空港のお土産で購入した珈琲がとても好評だったので訪れてみました。とても雰囲気と空間が素敵な清潔感ある山小屋でした。珈琲は酸味が先で濃くと旨味が後追いしてくるSpur風でとても美味しゅうございました。”
—Sさんのレビュー
“車をおりると思わず伸びをしたくなるような、のどかで素敵な場所にあります。
タケンゴンというインドネシアの豆をドリップ用に挽いてもらい、そちらを購入。
おとしている間から部屋にふんわりといい香りが広がって、気分が上がります。
飲んでみると香り豊かで深みもあり、普段飲んでいるものとは全然違うな、と思いながら美味しく頂きました。これを書いている今も、そのいい香りに包まれています。”
旭川駅前店について
続いて旭川駅前店の紹介です。早朝に、旭川駅近くでモーニングをするなら、ヨシノリコーヒー旭川駅前店のモーニングセットを候補に入れてみてください。
同店は、ホテルウィングインターナショナル旭川駅前というホテル内に併設し、ヨシノリコーヒーの2号店にあたります。
店内での注文は完全セルフモバイルオーダーで、会計もセルフレジとなっています。モーニングは690円と非常にリーズナブルな価格帯でしたよ!
本日のコーヒーは、「春ブレンド」というオリジナルブレンドでした。和菓子をお供にするのも良いかもしれない。茶仕立てに近く、フローラルさがミックスされた上品な一杯でした。
ヨシノリコーヒーの2号店は、モーニングを楽しめるコーヒー専門店。ホテルに一泊して、翌日もモーニングを楽しみたい気持ちにさせられました。
最後に
読者の皆さんのなかで、北海道・旭川市まで来られる機会があれば、ぜひ「ヨシノリコーヒー」で、こだわりの珈琲を満喫してもらいたいものです😌それでは、今回私が訪問した店舗情報を改めて整理しておきます。
■ヨシノリコーヒー・東川本店
住所:〒071-1426 北海道上川郡東川町北町12-11-1
電話:0166-56-0099
メールアドレス:info@yoshinoricoffee.com
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日・木曜日
※営業時間帯や定休日の最新情報は、SNSをご確認ください。
駐車場:8台
詳細:コチラより■ヨシノリコーヒー・旭川駅前店
住所:〒070-0030 北海道旭川市宮下通7-3112
ホテルウィングインターナショナル旭川駅 1F
電話:0166-26-5575
メールアドレス:info@yoshinoricoffee.com
営業時間:7:30~19:30
定休日:無し
※営業時間帯や定休日の最新情報は、SNSをご確認ください。
駐車場:無し
席数:30席
詳細:コチラより
旭川へは、東京から飛行機で2時間ほどで着きます。読者の皆さんの中で、北海道への旅行プランを計画されている方は、そのうち1時間程度、当店の珈琲探訪を組み込んでみてはいかがでしょうか。
こだわりの珈琲探訪では、
”その一杯を求めて、出かけたくなる“をコンセプトに、今後も記事を作っていきます。
HOTなコーヒーとHOTなストーリーと共にHOTな時間を☺️
それでは、今回はここまで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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