こだわりの珈琲探訪#7

こだわりの珈琲探訪 by 豆樽屋珈琲

“ココ”の深煎りが飲みたい|CORSICA COFFEE DEVELOPMENT

おはようございます

こんにちは、そしてこんばんは。豆樽屋珈琲です。
今回は香川県高松市内で、スペシャルティコーヒーを普及させたいという思いで、コーヒーがもつフルーツの甘さを引き出す抽出技術を磨き続け、多くのコーヒー好きから熱い支持を集める『CORSICA COFFEE DEVELOPMENT』をご紹介したいと思います。

2011年9月、香川県高松市のビジネス街でシングルオリジンコーヒーバーとして「コルシカ珈琲」という店名でオープン。以来、果実の甘味とクリーンな味わいを追求されてきました。

もともとカラオケ喫茶が入っていたという現店舗。控えめな外観で、周りは戸建てやアパートなどで囲まれていました。

2018年4月には、活動拠点を同市内の港町の倉庫街をリノベーションした商業施設「北浜アリー」でキッシュ専門店を営む「206 TSUMAMU」の中に移し、それに伴い「コルシカ珈琲 KITAHAMAロースティングワークス」という店名へと変え、シングルオリジンコーヒーはもちろん、キッシュやカヌレとのペアリングも一緒に楽しめるサービスを展開しました。

2019年6月、店名を「CORSICA COFFEE DEVELOPMENT」とし、現店舗に移転しました。

1階には、カウンター席が2席ほど。

まず入店すると、店主・吉村氏からのおすすめを聞きながら注文することから(前払い制でした)。
1階にはカウンター席が2席ほどありますが、既にいっぱいだったたので、2階へ上がることにしました。

2階には4卓のテーブル席がありましたが、椅子の大きさや数から、一番広いテーブル席でも大人3人が限界かもしれません。

2階へは、一度お店の外へ出て、専用の入り口から上がっていきます。ちなみに、この2階は2021年2月に当店が実施したクラウドファンディングで誕生した、「Coffee Lounge Mouflon」というスペース。不定期に、ここでカッピング会やゲストを招いたワークショップも開催されているようですよ(詳しくはこちらから)。

店主・吉村氏は、

店主・吉村氏

20歳の時に大手コーヒーチェーン店でアルバイトされたのを機に、その後いくつかのコーヒー店で働きます。そして2011年、30歳の時に独立されました。
この時、「40歳になってもずっと同じことをしていそう。それならば、この10年で自分で勝負してみよう」という、直感的に奮い立った動機があったとのこと。

開店当時の香川ではまだまだスペシャルティーの文化が浸透しておらず、喫茶店に近いスタイルで営業されていました。
そんな折、目にしたブルータスのコーヒー特集号で、アメリカ西海岸で巻き起こるハイクオリティなコーヒーをスタイリッシュに提供するコーヒーロースターの数々に完全に心を奪われ、“フルーツを感じるコーヒーがある”という発見を得たのだそう。

この雑誌のNY特集で掲載されていたコーヒーショップを実際に巡って、「サードウェーブ」と呼ばれるコーヒーブームを実感した読者も多かったのだそう。それぐらい、当巻が読者にもたらした衝撃は大きかったのだそう。

またその後、あるイベントでたまたま飲んだGLITCH COFFEE(東京)のケニアの味わいに、先のコーヒーのもつフルーツの甘味を実感したのだそう。
以降、浅煎りのスペシャルコーヒーを中心に提供する、現在のお店のスタイルを徐々に確立されるようになっていきます。

当店では、シングルオリジンコーヒーのみを取り扱う。

2018年「北浜アリー」のテナントへ移転する前、それまでのサンプルロースターから2kgの半熱風焙煎機へと焙煎機を変えた吉村氏は、豆の生産量や販売量を増やすことができるようになり、東京で開催されるコーヒーフェスなどにも出店するようになりました。
またこの時期には、数々の国内の焙煎コンペティションで入賞を果たすなど、焙煎士としての確かな実力を積み重ねていった。

現在も稼働中の2㎏釜の業務用焙煎機。 画像 from マユリ~ナ

その後は競技会に審査員として参加したり、SCAJというスペシャルティコーヒーの博覧会や全国各地の大きなコーヒーフェスへの出店機会に恵まれるようになっていきました。

こうして焙煎士として、お店としての知名度も段々と全国的に広がっていき、当店には県外からも多くのコーヒー好きの方達が訪れるように。
そうしてコルシカコーヒーのファンが香川県だけでなく全国にまで広がった現在、当店は誰もがもっと手軽にコルシカコーヒーを楽しめるようにと、サブスクリプションサービスへも力を注いでいるそうです。

吉村氏が淹れる珈琲の味わいはどんなものなのでしょうか?

当店へは今回が初めての私は、吉村氏よりお薦めしてもらった『Terra Nova(テラ ノヴァ)』を注文しました。

Terra Novaについて、HPにはこのように紹介されていました。(クリックしてみて!)

“広大な大地を思わせるどっしりとした飲みごたえとバランスのとれた味わいの中に、新たな出会いを感じさせるコルシカ珈琲を初めて飲むのにぴったりなコーヒーです。”

Terra Nova(600円) ちなみに、珈琲一杯の量は250mlでした。

ー口また一口と飲むにつれ、後味の奥にパッションフルーツ、あんずのような甘みを感じました。酸味が苦手な方や深煎りを好む方でも、一口目から受け入れやすい、しっかりとした焙煎で滋味深い味わいを堪能できますよ。

また、実際に当店のコーヒーを堪能した他の方からの声も見てみると、

—Iさんのレビュー—
“高松駅から11号線を南に、栗林公園手前の路地を西側(左)に入ったところにひっそりとあるコーヒーショップ。1階にはカウンター4席、2階に大きめのテーブルとソファ席、2人テーブル等もあります。※電子決済可
今回はフィルターでImagineをいただきました。コロンビアの名門、エルパライソ農園のカスティージョ種、ダブルアナエロビックウォッシュドという色々と盛りすぎなコーヒー。淹れたてのアロマはやや生豆感のある癖のある香りですが、落ち着いてくるとしっとりしたキャラメルが混じります。とてもスムースでシルキーな綺麗な口当たりでライチやピーチ系の甘く透明感ある果汁感にやや新鮮な醤油のような雰囲気の香ばしさが交じる個性的なカップ。(個人の感想です)
変わり種ですが、とても美味しい仕上がりでお値段なりの流石のコーヒー。色々と飲んでるとこういう面白いコーヒーが飲みたくなります。東京で毎年行われるのコーヒーイベントなどにも精力的に参加されているようで高松でコーヒーの最先端が味わえるお店。”

—Mさんのレビュー—
“最高の焙煎、これぞクリーンカップといったコーヒーが飲めるのは私が知る限りではこのお店だけ。豆の個性を上手く引き出す、素晴らしい仕事をされていると思います。”

Bさんのレビュー
“とても居心地の良い小さなコーヒーショップで、おいしいコーヒーを楽しめます。とてもフレンドリーなオーナー。栗林公園に近くなったらぜひお立ち寄りください”

—Hさんのレビュー
“深煎り系コーヒーを多く扱ってるお店が多いなか、フルーティ系を中心に扱っていて面白いお店。香りの楽しみ方に対する概念が、結構コロッと変わりました。
イメージとしては、目をつぶって飲んだら、紅茶飲んでるような?
もちろん好みはあると思いますが、試してもらいたいですね。”

Googleレビューよりランダムに4つ抜粋

最後に

今後読者の皆さんのなかで、高松市内へ寄る機会のある方がおられましたら、CORSICA COFFEE DEVELOPMENTで珈琲ブレイクを満喫してもらいたいものです😌それでは、店舗情報を改めて整理しておきます。

■CORSICA COFFEE DEVELOPMENT
住所:〒760-0007 香川県高松市中央町18-9
電話:087-808-8575
営業時間:10:00-18:00
定休日:日曜日・月曜日
※営業時間帯や定休日の最新情報は、SNSをご確認ください。
詳細:コチラより

“豆の情報だけでなく、自分の頭の中にあるイメージを引き出せるようなコーヒー体験をして欲しい”と語っていた吉村氏。この味わいを想像しながら飲む楽しさは、私にも理解できる。
テイストに関する情報は確かに大事だけれど、“美味しいと素直に感じる”ことには、これまでの経験から培ってきた自分の感性が敏感に反応した結果だと思う。
そのため吉村氏は来店されたお客さんに、コーヒーに関する情報よりも、じっくりと味わっていただくことをお伝えしているそう。
そうした実直な姿勢や思考を持ち合わせた吉村氏のコーヒーを求めるお客さんが、全国にいることに不思議とうなづけました。

こだわりの珈琲探訪では、
その一杯を求めて、出かけたくなる“をコンセプトに、記事を作っていきます。 
HOTなコーヒーとHOTなストーリーと共にHOTな時間を☺️

それでは、今回はここまで。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
またよかったら、本記事を大切な人へLINE等でシェアして今日の珈琲ブレイクを楽しんでください🎶
<https://mamedaruya-blog.com/kagawa1/>

タイトルとURLをコピーしました