“ココ”の深煎りが飲みたい|Nishida Coffee
おはようございます
こんにちは、そしてこんばんは。豆樽屋珈琲です。
今回は山口市内の湯田温泉の路地裏に構え、顧客一人ひとりの好みに対応したオーダー焙煎を行うお店、Nishida Coffeeをご紹介したいと思います。
2017年10月1日『コーヒーの日』に、“コーヒーをもっと気軽に楽しんでもらいたい”という思いから湯田温泉の路地裏にお店を構えた当店は、開店以来、顧客一人ひとりのお好みに合わせたオーダー焙煎&オーダーブレンドを主業とされておられます。
最初の注文では、酸味や苦味の好みなどから理想の味を大まかにイメージしながら焙煎する。そして2回目以降の注文では、前回の注文のフィードバックをもとに、より理想に近づけた焙煎を行う。このような焙煎レシピは顧客別に管理されていて、さらに次回来店する度あるいは次回注文する度、このレシピが上書きされていくそうです。まさに唯一無二といえますね。
店内に入ると、“持ち運びのしやすさやいつでもコーヒーを楽しめるように”デザインされた、10gのドリップバッグがラインナップされています。少量なので色々な種類を買って飲み比べができますよね。
そしてこの後、気に入った豆が見つかれば100g〜焙煎してもらう、そんな楽しみ方までできますね。
また市内の地域情報冊子も綺麗に陳列されていました。
週末には、よく市内のイベントにも出店されているということで、今回訪問時には、コラボ商品ドリップバッグを3種類ほど確認できました。
どんな珈琲なのかよりも、どんな時に飲むのがおすすめの珈琲なのかを視覚的にわかりやすくした、漢字1字の商品名になっています。
また商品名が記載されている配置にも意味があり、左上が「浅煎りでさっぱり」、右下に向かって「深煎りでどっしり」な味の方向性になるように陳列されているようです。さらに、ガラスケースに入った豆色によって焙煎度合いの違いまでわかりやすくなっています。
店主・西田氏は、
京都府京都市生まれ。当時から京都で喫茶店を経営されている父親の姿を見て育ってきたのだそう。だからなのか、西田氏は幼少期から「将来は経営者になりたい」と思ってきたそうです。その後、土木コンサルタントとして社会人を経験するも色々と思うことがあったそうで、これまでずっと抱き続けてきた“独立”を決断されました。そして父親から教わってきた、一番知識のあるコーヒー業界で起業することに。山口市湯田温泉へは、その後の結婚の折に、移住されてこられたそうです。
2017年10月1日(コーヒーの日)コーヒー豆屋として開店されました。
2018年からは卸売販売を、2019年からは週末にキッチンカーによる出店販売も開始されているようです。
Nishida Coffeeには、現在市内だけで30以上の飲食店やお土産屋などからコーヒー豆の焙煎注文が入るとのこと。それに加えて、個別のオーダー焙煎も行っておられます。
そんな西田氏が現在使用されている焙煎機は、国産焙煎機として代表的な富士珈機(フジローヤル)と並ぶ、東京産機(株)の焙煎機です。直熱式と熱風式の両方の要素を兼ね備えた半熟風焙煎機で、最大1.6キロのコーヒー生豆を焙煎でき、約1.3~1.4キロほどの焙煎豆を作ることができるそうです。
西田氏は、この2kgの焙煎機だけでオーダー焙煎を少量〜多量まで対応するにも、一回ずつ焙煎しないといけないので効率はあまり良くないと吐露される場面もありました(近い将来、大型の焙煎機になっているかもしれませんね🤭)。
西田氏が淹れる珈琲の味わいはどんなものなのでしょうか?
実は、今回訪問する前より事前に焙煎のオーダーをしてみました!
今回こちらで注文した内容は以下の通りです。
豆の種類 | 『グアテマラ・ウエウエティナンゴSHB』 ※オーガニック豆の使用。 |
苦味 | 普通〜強め |
酸味 | 弱め |
風味 | チョコレート |
焙煎度 | 深煎り(ストレート) |
■味わいについて
メキシコ国境のウエウエテナンゴは、コーヒーの国際品評会であるカップオブエクセレンス(Cup of Excellence)の上位ランカーを多く輩出するコーヒー豆の名産地。ここで生産された豆を、フルシティーローストで焙煎してもらいました。
とにかくスッキリとしてクリア。ほのかにトロピカルなフレーバーが感じられ、ナッツのような甘みの余韻が残っておりました。
焙煎豆を受け取った後も、わたしが求めた味わいについて西田氏と話していたところ、「純粋なダークローストでビターなコーヒーを飲みたいなら、ケニアなどのアフリカ産の銘柄で同じ焙煎をしてみるとイメージに近づくかもしれません」と助言をいただきました。私の方も次回注文に向けてのり気になってきました😚
今回はついでにテイクアウトで、当店おすすめのNishida Blendも注文しました。せっかくの湯田温泉なので、足湯に浸かりながら一杯いただきました。
■味わいについて
“メニュー表にも記載されていましたが、クセのない風味で非常に飲みやすかったです。こちらの深煎りコーヒーは、苦味と酸味の両方が絶妙に抑えられていて、多くの人が飲みやすいと思える一杯だと思いました。”
また参考までに、
これまでにNishida Coffeeを利用したことのある他の方からの声も見てみると、
—Mさんのレビュー—
Googleレビューよりランダムに4つ抜粋
“私は訪問はまだしてなくて、道の駅で買ったドリップバッグの「中原中也・帰郷Blend」というのを飲んでみたのですが、これが香りが良くてハマりそうです。いわゆる「フレーバーコーヒー」ってやつですね。店舗のことが分からないので星★★★ですが、充分にコーヒーの香りを堪能できるものと思います。”
—Nさんのレビュー—
“西田さんのポリシーをじっくり聴くことができ、大変嬉しく思い、每日飲むコーヒーがとても美味しく感じます。”
—Eさんのレビュー
“ここで喫茶があれば最高なんだけど、やるのはなかなか難しいらしいです。焙煎は強めで、インスタントに慣れてると苦味を感じるけど、酸味は少なめだし、コーヒー飲んだな〜と思える存在感のあるコーヒーです。大事に飲みたい一品。”
—Yさんのレビュー
“オーダーメイドで好きな味の珈琲を煎ってくれたりアドバイスしてもらえます。試飲も出来て珈琲に関するトークも詳しくためになります。袋も可愛いしプレゼントにも最適ですね。緑色が素敵な自宅改装店舗です。”
Nishida Coffeeとのコラボコーヒーを堪能できる場所を発見!
Nishida Coffeeから徒歩6分程度の距離に、湯田温泉観光回遊拠点施設「狐の足あと」という施設があります。目の前には、中原中也記念館もあります(残念、今回の訪問した時は休館日でした)。
当館では、Nishida Coffeeと当館「狐の足あと」とのコラボコーヒー『ミステリアスブレンド』をいただけます。今回、店員さんからもおすすめしてもらった「ミステリアスブレンド」と「山口ドーナツ」がセットになった『コーヒードーナツセット』を注文しました。
■味わいについて
濃厚なコクと酸味のあるフルーティーな風味を備えた深煎りブレンドでした。とりわけ、香りと風味がとってもフルーティー。ドーナツとセットということも考慮して、ドーナツの粘り気に対してサラサラした味わいを目指したものだったのかなと思いました。”
最後に
今後読者の皆さんのなかで、山口市内へ寄る機会のある方がおられましたら、Nishida Coffeeでじっくりと珈琲ブレイクを満喫してもらいたいものです😌それでは、店舗情報を改めて整理しておきます。
■Nishida Coffee
住所:山口県山口市湯田温泉五丁目7−6
電話:080-4487-7054
営業時間:平日12:00~18:00
土祝 9:00〜18:00
定休日:日曜日
※定休日の最新情報は、SNSをご確認ください。
詳細:コチラより
今回の訪問は『焙煎とその味』がテーマ。焙煎した豆から最終的に淹れる人は、それを注文したお客さん。そのコーヒーがただ美味しいだけでなく、飲みたかった味にとても近い。
この一瞬の感動を追求する店主・西田氏は、焙煎方針をお客さんの求める理想に近づけるため、来店の度に、注文の度に、そのお客さんの焙煎情報を上書きされます。
そしてこのやり方や情報も、随時お客さんにも伝えている。だから、お客さんも期待してまた注文する。
お客さん側も前のめりに参加できる、Nishida Coffeeのオーダー焙煎は、その仕組みからも新鮮な学びになりました。
こだわりの珈琲探訪では、
”その一杯を求めて、出かけたくなる“をコンセプトに、記事を作っていきます。
HOTなコーヒーとHOTなストーリーと共にHOTな時間を☺️
それでは、今回はここまで。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
またよかったら、本記事を大切な人へLINE等でシェアして今日の珈琲ブレイクを楽しんでください🎶
<https://mamedaruya-blog.com/yamaguchi1/>